インプラント手術や抜歯などの外科治療をした時には傷口を縫合する必要があります。
縫合する時に使用する糸もいろいろな種類があり、用途によって使い分けています。
そこで今回は縫合に使う糸についてお話させていただきます。
〇 縫合で使う糸の種類
インプラント手術や抜歯をした時の傷口を縫合する糸にもいろいろな素材があります。
シルクやナイロン、ポリエステルの糸があり、一定期間が経過すると体の中に吸収され
る吸収性の縫合糸があります。
これは傷口が治癒する期間は固定することができて、徐々に時間が経つと加水分解な
どで吸収されます。
また、非吸収性の縫合糸もあり、比較的長い期間傷口を固定する必要がある場合に使用
されます。
インプラントや抜歯をする時にはこちらの吸収しない糸を使用することが多く、傷口
が固定したのを確認してから糸を抜く処置が必要になります。
〇 縫合糸の太さ
縫合糸にも糸の太さがあります。
太い方がしっかり固定することができますが、見た目が見えやすいことがあります。
インプラントで治療する時にも前歯などの見た目が気になる部分の時には細い糸で対
応することが多いです。
細い糸で縫合することで糸が入っている間もわかりにくくなりストレスが少ないです。
糸は1-0が太く、2-0、3-0と数字が大きくなるごとに細くなっていきます。
インプラントは審美的にも傷跡が残らないように配慮しながら治療をするので、糸の太さも考えながら治療していきます。
〇 針つき滅菌糸
針に糸をつける方法もありますが、初めから針に糸が通っていてすぐに使用できるも
のもあります。
手術中の時間のロスを少なくするためで、スムーズに治療ができます。
〇 縫合中に注意すること
インプラント手術が終わって縫合している期間はインプラントが初期固定をする大切な
期間です。
食事はまずは柔らかいものからスタートして野菜のスープやおかゆ、うどんなどのあま
りかまなくても良いものから徐々に慣らしていきましょう。
傷口が治癒するまで、刺激の強い辛いものや極端に熱いものなどは避けましょう。
また、強くうがいをすると傷口に負担になるので軽くうがいするようにして傷口が落ち
着くまで気をつけましょう。
インプラント治療中も見た目が気にならないように糸の種類も配慮して決めています。
見た目が気になる前歯の部分には細い糸で対応することで見た目も気になりにくくなり
ますのでご安心ください。
インプラントで気になることがある際にはお気軽にご相談ください。
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