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小児歯科・ガタガタの歯並び予防

歯と体の発達に合わせた離乳食の勧め方

何ヶ月になったら離乳食を始める、何ヶ月になったら次の段階の食事に移行するという「月齢」だけで進めず、子どもの成長は個人差があるので、わが子の成長に合わせて進めていくことが大事です。私たち歯科衛生士がその子に合った離乳食の進め方をサポートしていきます。

歯科衛生士がお伝えすること

  • 1
    授乳期からの口腔機能育成
  • 2
    離乳食開始の目安
  • 3
    離乳食・食事の進め方
  • 5~6ヶ月頃:口唇食べ期
  • 7~8ヶ月頃:舌食べ期
  • 9~11ヶ月頃:歯茎食べ期
  • 12~24ヶ月頃:手づかみ食べ期
  • 2~3歳頃:歯食べ期

5つの段階で順に進めていきます。それぞれでの食べさせ方のポイントを担当の歯科衛生士よりお伝えしてごはんの例を見てもらったりします。1~2ヶ月ごとでチェックしていきます。

もうすでに離乳食を進めている方はお口と体の発達状態に合った指導を、また困っている事、気になっている事など子どもの食事のお悩みについてアドバイスしていきます!

口唇食べ期(5~6ヵ月)

口唇をしっかりと閉じる事は咀嚼発達の重要なスタートです

お口の中

●歯はまだ生えていません。 
●下の前歯付近の歯ぐきが ふくらんで硬くなります。

体の発達

●首すわりがしっかりとしている。
●支えていると座れる。 
●食べ物に興味を示す。 
●スプーンなどを口の中に入れても舌で押し出す事 が少なくなる。

ポイント

お口の中と体の発達がこのように整ってきたら、いよいよ離乳食開始のタイミングです。この時期は口唇の力をつける重要な時期です。なめらかにした物を、お口を閉じて飲み込む、お口のしっかりと閉じる学習をしていきます。
食材のやわらかさは、初めはトロトロのポタージュ状からスタートして慣れてきたら少しねっとりとしたペースト状にしていきましょう。

食べさせる姿勢

●上半身は少し後ろに傾けると飲み込みやすいです。

●お子さんの顔とスプーンがしっかりと見えるよう横or正面から食べさせてあげましょう。

※バンボは上半身を傾けることが出来ないので食事時は使わないようにしましょう。

スプーンの使い方

❶スプーンで下唇を優しくつついて「ご飯ですよ」などと声をかけながらスプーンを下唇に水平にのせる。
❷スピーンの先2/3を口の中に入れる。
❸口唇が閉じるのを待つ。
❹ごっくんと飲み込むのを確認してからまっすぐにスプーンを引き抜く。

口唇を閉じて飲み込む時、上唇の形はそのままで下唇が内側に入ります。このようになっていたら上手く口唇の力がついていっています。

お口の中の舌は前後に動きます。

 

舌食べ期(7~8ヵ月)

お口の中

●下の前歯2本が生えます。

●下の前歯は舌が前に出ない為の役割をします。

体の発達

●指を伸ばして物をつかもうとする。
●何でも口に入れたり、噛んだりする。指を使ったり、頬で感じたり、口の中に入れたりして五感が育ちます。
●だんだん背を伸ばして手を離して座れるようになる。

ポイント

8ヶ月頃には上手に座れるので、食事を食べさせるのも楽になってきます。この時期は舌と上あごを使って食べ物をつぶしたり、舌で食べ物をひとまとめにする。
動きを覚える時期です。口唇をしっかりと閉じていることもチェックしましょう。食材のやわらかさは舌でつぶせる硬さの物にしましょう。舌とお口周りの筋肉を使う練習になります。

食べさせる姿勢

●いすに座らせましょう。

●舌と上あごに押しあててつぶす時に力を入れやすいように足の裏が床やいすの補助板にぴったりとつくようにしましょう。

※機嫌が悪い時に座らせるといすからずり落ちてしまい危険なので注意しましょう。

 

スプーンの使い方

❶平らなスプーンを下唇に置き、上唇が閉じるのを待つ。

❷自分で引き抜いてくれる。口唇が左右同じように伸縮し、上下唇がしっかりと閉じてうすく見えたら、食べ物を舌で押しつぶしているサインです。

舌は前後運動に加えて上下運動が上手に出来るようになります。

 
 

歯ぐき食べ期(9~11ヵ月)

前歯に物があたることで硬さや量を感知して脳に伝えます。
噛まずに丸のみしてないか、口の奥に食べ物を押し込んだりしてないかチェックしましょう。

お口の中

●前歯が上下4本ずつ生えます。
●上あごが広がり、お口の中の容積が大きくなります。
●奥歯の歯ぐきがふくらんできます。

体の発達

●指先で物をつかめるようになります。
●「手づかみ食べ」「遊び食べ」が盛んになります。

ポイント

いよいよ自分で食べる練習段階になります。この体験を十分にさせてあげて自分で食べる意欲をUPさせます。食材のやわらかさは歯ぐきで押しつぶして食べられる硬さ(バナナくらい)にしましょう。

○歯ぐきで噛むには食材の厚さが必要です。上下の歯ぐきの間は約5mmなのでそれ以上になるようにしましょう。

○前歯でかじりとって一口量を学んでいきます。

 

食べさせる姿勢

●足の裏が床やいすの補助板にぴったりつく姿勢で垂直に座らせましょう。

●いすはテーブルに手が届き、体がやや前傾する姿勢をとれる所に置きましょう。

※食べこぼすのは当り前です。いすの下に新聞紙やレジャーシートなどを敷いておくと安心です。

スプーンの使い方

❶唇の力がついてくるのでスプーンはある程度の深さがあって口の幅の2/3程の大きさのものを使用する。
❷下唇の上にスプーンをのせ、上唇が閉じるのを待つ。
❸やわらかいものを前歯でかじりとらせる。お口のまわりの動きが次のようにみられればきちんと食べているサインです。

○下あごが左右に動いたり、上下の唇がねじれる動き。
○噛んでいる側の口角が上がっている。
○舌は左右に動く。

手づかみ食べ期(12~24ヵ月)

上下の奥歯が生えそろう前に、固いものを与えると上手く噛めません。
固いものが嫌になったり、偏食をしたり、いつまでも口の中に貯めてしまいます。
お口の中も確認しながら進めていきましょう。

お口の中

●上下の前歯が生えそろう。

●上下の奥歯が1本ずつ生える。今まで歯ぐきでつぶせなかったもの_が食べられるようになります。

体の発達

●1才を過ぎる頃には歩き始めるようになる。

●運動機能UP

 
ポイント

だんだんと乳歯が生えそろい、咀しゃく、嚥下、消化、吸収の機能も高まります。スプーンを自分で持てるようになり、口の中に入れようとします。このような発達が自分で食べようとする意欲につながり、食べさせられるのを嫌がったり、食べ物をつかんだりする事につながります。

食材はやわらかく煮たものを前歯で噛みとれる大きさにしましょう。手づかみで食べれる大きさに出来るものは(おにぎりなど)積極的にしてあげましょう。

 

食べさせる姿勢・食べさせ方

【食べさせる姿勢】

●足の裏が床やいすの補助板にぴったりつく姿勢で垂直に座らせましょう。
●ひじが机につく程度の高さが丁度良いです。

※食べこぼしが更に増えますのでいすの下に新聞紙やレジャーシートなどを敷いておくと安心です。

【食べさせ方】

●手づかみ食べを十分にさせてあげましょう。
●手づかみしたものを前歯でかじりとらせて、歯を使う感覚を覚えさせてあげましょう。

手づかみ食べの大切さ

●手づかみ食べを十分にさせてあげましょう。
●手づかみしたものを前歯でかじりとらせて、歯を使う感覚を覚えさせてあげましょう。

❶自分で食べる意欲を育てる。
❷前歯で噛み取り、一口量を覚える。
❸手づかみ食べがスプーンやはしなどを使った食事動作を学ぶ基本になる。

※フォークで一口量を刺して与えることは前歯での一口量のかじりとりを学習することができません。

歯食べ期(2~3才頃)

食べ物の好き嫌いはあってもかまいません。お皿を変えたり、盛り付けを変えたりと食べてみようと思わせる工夫をしてあげましょう。3才頃までに多くの食品に慣れさせてあげましょう。この時期の子供は活発で1人でしようとする気持ちが強くなります。散らかして食べたり、少々下手な食べ方もだんだんと減少します。あまり細かく干渉せずに食べる事の大切さ、楽しさを伝えてあげましょう。

お口の中

●3才頃までにすべての乳歯(20本)が生えそろう。

●あごを強調して動かし、しゃく機能UP

体の発達

●階段が上がれるようになる。

●片足で2~3秒立てる。

●手で直線を引いたり、円を描いたりできる。

ポイント

ほとんどの物を噛んで食べられるようになります。ただし大人と同じ様に硬い物が上手く噛めるようになるのは3才を過ぎてからです。食材のかたさは子供自身がスプーンで切れる位が目安です。

食べさせ方ポイント

●足の裏が床やいすの補助板にぴったりつくようにいすに座り、姿勢を正して食べる。
●口をしっかりと閉じて奥歯で噛んでいるかチェックする。
※くちゃくちゃと音を立てるのは注意。
●食べ物を流し込むくせにもなるのでお茶は食後に出す。
●1才を過ぎるとスプーン、フォークを上手く使えなくても持たせて手づかみ食べと両方させてあげる。
●スプーンで多くすくってしまうので、大人がスプーンに手をそえたり、のせる量を示してあげる。
●2才半頃には上手に片手ですくって食べられるようになる。

 

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3ヶ月先のご予約もお気軽にどうぞ。

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