※自費治療です
人工歯根(インプラント)治療は、失った歯とほぼ同じ機能を取り戻せる唯一の治療法です。他の歯を削ったり、歯ぐきにダメージを与えることもありませんし、上下の歯の咬み合わせの高さを維持することで、咬み合わせのバランスを保つこともできます。人工歯根はその周囲にあるご自身の歯を守る治療でもあるのです。
しかし他の歯に負担をかけないといっても、むし歯や歯周病など、歯を失ってしまった原因を取り除くことは必要不可欠。根本的な問題を解決しないと、他の歯も失い続けることになり、生涯に渡って延々と治療が続いてしまうことになりかねないからです。
そうならないように私たちは、ただその時に必要な治療をするだけでなく、人工歯根や残りの天然の歯を長く守る予防歯科を基盤とした歯科医療に取り組んでいます。
予防ケアのサポートは私どもが責任を持ってしっかり行いますが、ご自宅でのケアなど患者さまのご協力も歯を守るためには欠かせないもの。そのため私たちは、お口の環境改善に一緒に取り組み、ご自宅でのケアもきちんと行える患者さまにしか人工歯根の治療をお勧めしていないのです。
また、人工歯根は優れた治療法ですが、全ての方に行えるわけではありません。患者さまの状態によっては治療ができない可能性もあるため、予めご了承いただければと思います。
インプラントには良い効果がたくさんあり、治療の選択肢として選ばれるようになってきました。インプラント以外の治療にもメリットとデメリットがありますが、把握して治療を選ぶことが大切です。
いろいろな選択肢が広がってきている中で、ご自分で納得して治療を選ぶことが治療の満足度を上げるでしょう。
❶天然歯と同じようにかむことができる
入れ歯の場合には取り外し式なので、安定感が少なく歯があった時と同じようにかむことは難しいです。インプラントはあごの骨に埋め込んでいるので、安定感があり自分の歯と同じようにかむことができます。
❷周りの歯を傷つけない
ブリッチにする場合には左右の歯を削る必要があり、削ってしまった歯は元に戻すことができず、左右の歯の寿命を縮めてしまうことがあります。部分入れ歯の場合にもほかの歯にばねをかける必要があり、歯に負担がかかってしまうことがあります。
インプラントの場合にはほかの歯に負担をかけることなく、その部分だけで治療ができるので、ほかの歯の負担を気にすることがないです。
❸骨が痩せるのを防ぐ
歯がなくなって刺激が伝わらなくなると、骨は少しずつ減少していきます。入れ歯もブリッチも失った部分は刺激が伝わらないので、骨が減る原因になります。
インプラントはあごの骨に埋め込むので、食事をするごとに刺激が伝わるので骨が減少するのを防ぐ効果を期待できます。
❶治療期間が長い
インプラントはあごの骨に定着するまでに、個人差はありますが、3~6カ月程度の期間がかかります。ブリッチや入れ歯に比べると期間がかかりますが、骨が定着している間はクリーニング程度で毎週通う必要はありません。
❷費用が高くなる
インプラントは基本的に保険外の治療なので、費用が高くなることがあります。ただ、10年以上たっても9割の方が使用でき、長く使うことができる治療です。支払いも医療用ローンやクレジットで支払いやすくして負担を軽くできるようにしているところが多いでしょう。また、医療費控除をして医療費を抑えることができます。
外科手術の際に、誤って神経や血管を傷つけると重大な事故につながることもあります。そのため人工歯根の治療では、普通の歯科治療に比べて綿密な検査と治療計画が必要です。そこで当院では、より正確で安全な手術を目指し、CT検査とシミュレーションソフトによる事前確認を必ず行っています。
CTによる検査であごの骨の厚み、神経や血管の位置を把握し、「サージカルガイド」と呼ばれるシミュレーションソフトを使って安全な治療計画を立てていきます。3Dによる手術のシミュレーションは、患者さまも一緒に確認していただけます。
このような綿密な検査と治療計画により、安全な治療を心がけています。また、患者さまのお身体になるべく負担をかけないように、手術時間を短くするように努めています。人工歯根の治療に対して不安がある方もお気軽にご相談ください。
インプラント埋入費用:220,000円(サージカルガイド費用含む)
上部構造費用:187,000円
ガイドデント10年保証加入費用込(10年間 インプラント体20万、上部構造10万 計30万円まで保証されます。その保険料も上記に含まれます。)
治療期間:6ヶ月
インプラント埋入費用:220,000円(サージカルガイド費用含む)
上部構造費用:187,000円
ガイドデント10年保証加入費用込(10年間 インプラント体20万、上部構造10万 計30万円まで保証されます。その保険料も上記に含まれます。)
治療期間:6ヶ月
検査器具やレントゲン、CTで、歯やあごの骨の状態を調べます。
歯やあごの骨など、お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
インプラント本体をあごの骨に埋め込みます。
インプラント本体の上に人工の歯を装着します。
【上部構造装着時期について】
日本口腔インプラント学会の「口腔インプラント治療指針」では、「上部構造をインプラント埋入手術後に早期に装着することは、患者さんの負担を軽減し、患者さんの期待を早期に応えることができるメリットがある反面、インプラント治療の失敗というリスクを背負うことにもなりかねない。」と記載されています。
また、「適切な上部構造装着選択の指針は様々な学会や研究機関から報告されているがこれらの 見解は統一されているとはいいがたい。」となっています。
米国でのインプラント臨床医へのアンケートでも8割の歯科医師が2か月~6か月待って上部構造を装着しているとの結果が得られています。当院ではこれらを踏まえてインプラントがしっかり骨に固まってから上部構造を装着しています。
インプラントを長持ちさせるために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。
当院では、人工歯根(インプラント)治療に対して第三者機関(ガイドデント社)による10年の保証制度を導入しています(任意保険となります)。
治療後に人工歯根が折れてしまったり、事故により人工歯(かぶせ物)が破損したりするなどのトラブルが生じた際は、無償で再治療に対応いたします。また、転居などにより通院が難しくなった場合は、認定ドクターのネットワークから歯科医師をご紹介します。
このインプラント10年保証制度を利用するには「患者さまに定期検診を受けていただく」という条件があります。再治療のリスクを減らすためにも、定期検診を欠かさず受けて、患者さまご自身でお口の健康を維持する努力が大切です。
インプラント埋め入れ治療後、患者様には左記のような保証書がガイドデント認定歯科医療機関より受け渡されます。この保証書があれば、全国のガイドデント認定歯科医療機関で保証が有効になります。
※事前に確認が必要です。
過去に認定会員において、インプラント治療を受けられおり、以下の条件のすべてに該当する患者さまに限ります。
① 認定会員等において、「所定の定期メンテナンス」を受けられることに同意されている方
② 第三者機関であるガイドデントの保証登録審査に適合された方
意外に思われるかもしれませんが、人工歯根(インプラント)は歯周病(インプラント周囲炎)にかかります。人工物なのでむし歯にはなりませんが、歯周病には天然の歯よりかかりやすいやすいというリスクがあるのです。歯周病が進行するとあごの骨が溶かされて、せっかく入れたインプラントが抜けて落ちてしまうこともあります。人工歯根(インプラント)を長持ちさせるためには、天然の歯以上の丁寧なメインテナンスが必要不可欠なのです。
治療後のメインテナンスを含め、予防の措置は歯科衛生士が担当します。当院の衛生士は経験25年以上(※)のスタッフを筆頭にベテラン揃いで、きめ細やかなケアを心がけています。どうぞお任せください。
※2019年現在
治療名:インプラント治療
治療の説明:失われた歯のあごの骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯(かぶせもの)をつける治療法です。
治療のリスクや副作用:手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。噛む感覚がご自身の歯と異なる場合があります。見た目がご自身の歯と異なる場合があります。手術後にメインテナンスを継続しないと、インプラントが抜け落ちる可能性があります。
治療の価格:インプラント埋入手術¥150,000(税別)、上部構造¥150,000(税別)
インプラント埋入ガイド¥30,000〜50,000(税別)
骨造成¥60,000(税別)、角化歯肉移植¥60,000(税別)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | 〇 | ○ | × | ○ | 〇 | × |
午前:9:00~13:00
午後:15:00~18:00(17:15最終受付)
※ただし、祝日がある週の木曜日は診療しております。
休診日:木曜、日曜、祝日
研修会・学会参加のため、上記以外で休診になる場合がございます。
受診前にご確認下さい。