インプラントの技術は日々進歩していて、新しい方法が出てきています。
抜歯とインプラントを同時に行う抜歯即時埋入という方法や抜歯後早い段階でインプラントを行う早期埋入という方法もあります。
そこで今回は抜歯即時インプラントと早期埋入についてご紹介します。
〇 抜歯即時インプラントって何?
一般的なインプラントの手術は抜歯をして歯ぐきが治癒するのを待ってからインプラン
トを埋入する方法だったので、歯ぐきが治るまでに数カ月必要でした。
そして、抜歯とインプラント手術を行うので2回外科手術をすることになります。
また、抜歯をして治癒を待っている期間はあごの骨に刺激が伝わらないのであごの骨が
減少してしまうリスクがありました。
あごの骨は自然に元に戻ることはないので、骨が減らないように予防することが大切で
す。
そんな時には抜歯と同時にインプラントを埋入する『抜歯即時インプラント』という方法
があります。
メリットは即時抜歯インプラントのメリットは抜歯したところにインプラントを埋入す
るので、今までのインプラント治療で行っていた、歯ぐきの切開、剥離がないので痛みや
腫れを最小限に抑えることができます。
また、骨をドリルする量も少なくできますし、歯ぐきの治癒も待つ必要がないので治療期
間を短縮できます。
デメリットは抜歯と同時にインプラントをするので、少なからず感染のリスクがありま
す。
〇 抜歯後早期埋入って何?
抜歯後早期埋入は抜歯後に4~8週間程度経ってから、歯ぐきの治癒後にインプラントを
埋入する方法です。
抜歯即時インプラントは抜歯と同時にインプラントできるのはメリットですが、歯ぐき
の1次閉鎖が難しいことでインプラント部分や骨充填剤の感染リスクが高くなります。
また、歯ぐきや骨の吸収の程度の予測が難しいことがあります。
通常、6週間程度で再上皮が感染しますので、歯ぐきの組織が治癒している時の早期埋入
は歯ぐきの組織の閉鎖ができて、多くの血液を供給します。
歯ぐきの組織が治癒しているので、インプラントの埋入位置が分かりやすくなります。
抜歯即時インプラントは歯ぐきの切開がなく、治療期間も短縮できるので体の負担が少
ない治療です。
抜歯後早期埋入は感染のリスクが少なく、歯ぐきが治癒しているところに埋入するので
インプラントの埋入位置を予測しやすいことがあります。
それぞれにメリットがあるので、患者様のお口の状態に応じてインプラント手術を選択
していきます。
気になることがありましたら、お気軽にご相談くださいね。
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