インプラントはほかの歯に負担をかけることなく、見た目もキレイなメリットの多い治療ですが、インプラント治療はほとんどが自費治療なので、本数が多くなると費用が高くなることがあります。
失った本数が多い場合には何本からインプラントが可能なのでしょうか?
〇 何本からインプラントできる?
インプラントは1本から治療が可能です。
インプラントは1本歯を失った場合には、1本埋め込んでいきますが、失った歯が多い場合には失った歯と同じ数だけインプラントをするわけではありません。
失った本数分埋め込むと、上のあごは14本の歯がありますが、すべて歯がないと14本インプラントすることになります。
その分だけインプラントをしようとすると費用がかなり高額になってしまいます。
また、インプラント周辺で周りの骨が下がる場合があり、適切な距離を取ってインプラントをするため、それほどたくさんのインプラントを埋め込む必要がないことが分かってきました。
〇 必要なインプラントの本数
1本の場合にはインプラントは1本必要です。
2本の場合にもバランスを取るために2本インプラントが必要になります。
3本の場合には骨の状態によって2本で対応できることもあります。(お口の状態によっ
ては3本埋め込むこともあります。)
4本の場合には3本のことが多いですが、力がそれほどかからない前歯などでは2本で
対応することもあります。
〇 すべて歯を失った場合
ケース① 上か下あごに8~12本インプラントを埋め込んでブリッチの形態をした12~
14本の被せ物を支えます。
上と下では、上のあごの方が、骨が薄いことが多いため、インプラントの本数
が多くなる傾向にあります。
ケース② すべて歯がない方の適応ですが、インプラントに角度をつけて埋め込むこと
でインプラントを4~6本で上や下のすべての歯のブリッチを支える治療で
す。
この方法で、奥側のインプラントを斜めに埋め込むことでかむ時の力を分散
させて、安定してブリッチを支えることが可能になりました。
この治療法をオールオンフォーといい、インプラントの本数を減らすことが
できるので費用を抑えることができることと、骨が薄い部分を避けてインプ
ラントを埋め込むことができるので、骨再生手術を回避できる可能性が高く
なります。
インプラントは患者様の骨の状態やかむ力によって埋入する場所も本数も異なってきま
す。
患者様に合った治療をご提案しますので、インプラントが気になりましたら1度ご相談
くださいね。
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